in鞆の浦
土曜日は生憎の雨・・・翌日も雨なら歴史博物館へでもと話していたが、青空に恵まれ
「坂本龍馬」や「ジブリ映画」で有名な鞆の浦へ・・
市を挙げてのバラ祭り(5月19日、20日)へのおでかけに続き・・楽しい時間を過ごした。
特に何処に出かけなくても家族で過ごせるだけで十分過ぎる位しあわせなのだが、
「一緒のおでかけ」はやはり嬉しい。。
近くに港があっても中々海を見ることなどない日常・・・
久々の汐の香り・・・静かな波音に癒された・・

【2012年6月17日撮影:鞆の浦】
「海を見れただけで来た甲斐があった♪・・」と喜ぶ息子夫婦
時間は止まったようにゆっくりと流れ・・
皆、仕事を忘れ・・日常とは違う時の流れにゆったりと身を置き
歴史を感じ乍、癒しの時間を満喫した


【2012年6月17日撮影:じいじと汐風に吹かれて・・】

【2012年6月17日撮影:いろは丸展示館】
慶応3年(1867年)に鞆の浦沖で沈んだ海援隊の船「いろは丸」の引き揚げ物・関連資料を展示、紹介している。
2Fには坂本龍馬の隠れ部屋が再現されていて興味深かった。

【2012年6月17日撮影:重要文化財 太田家住宅】
1863年8月23日、尊皇攘夷を主張する三条実美ら7人の公家は公武合体派に追われ
長州に下る途中、鞆の浦に寄港。
ここ旧「保命酒屋」に立ち寄りました。国重文に指定されています。(市観光協会サイトから抜粋)

【2012年6月17日撮影:Lunchをいただいたお店】
メニューはハヤシライスのみ・・鞆特有の狭い路地にひなびた感じの狭い入口
ハヤシライスのセットの写真と台所で食べる・・云々・・との看板・・
甘いデミグラスソースの香りに惹かれ・・またどんな「台所」に通されるのだろうと・・
「大人4人なんですが大丈夫ですか?」と中に入れば・・どうやら私たちが最初の客人のよう・・
歴史を感じる水瓶やタイル張りのシンク・・そして大きな分厚い板のダイニングテーブルのある台所
そこに順次腰かけようとすると、小さなお子さんがいらっしゃるなら座敷もありますよ・・と
座敷に通された。
座敷は通路を挟んで2つ・・・どちらも情緒たっぷりで趣がある佇まい・・
食前酒に保命酒とスモークチーズが出され佇まいも匂ひも歴史を感じる座敷で
思わぬゆっくりと昼食を摂ることができた。
知らぬ間に隣の座敷にもお客さまが・・・そして座敷を出ると、大きなダイニングテーブルは
これまた何組かのお客さまで一杯であった。

【2012年6月17日撮影:福禅寺対潮楼からの有名な風景】
昼食の後、行った福禅寺対潮楼・・
海岸山千手院福禅寺の本堂に隣接する対潮楼は、江戸時代の元禄年間(1690年頃)に創建された客殿で
国の史跡に指定されています。
座敷からの海の眺めは素晴らしく、1711年、朝鮮通信使の李邦彦は「日東第一形勝」と賞賛。
1748年、洪景海は「対潮楼」の書を残しています。( 市観光協会サイトから抜粋)
もっと引いて撮影すればよかったのだが、窓枠が額縁の役割をして一枚の額絵のように美しい
開放感が素晴らしい。

【2012年6月17日撮影:平成いろは丸】
仙酔島への市営渡船、福禅寺対潮楼での説明によればいろは丸をモデルに8000万円を投じて造られたそうだが
「龍馬伝」の人気で沢山の観光客が訪れ、1年間で回収できたとか・・・

【2012年6月17日撮影:福禅寺対潮楼の室内一部】
坂本龍馬が率いる海援隊の雇船・いろは丸と、紀州和歌山 藩船・明光丸とが衝突し、
いろは丸が沈没した事件で賠償交渉を何度も福禅寺対潮楼で行ったらしい。
いつか平成いろは丸に乗って仙酔島にも足を延ばしてみたい。
鞆には未だ未だ沢山の名所があって、海岸近くを2時間半程のぶらり探索ではとても回り切れなかったが、
また家族でゆっくり来れるといいなぁと思う。。
何処に行っても毎度のことであるが、Luncnをいただいたお店もそうだが、福禅寺対潮楼も
入った時には最初の客であった。
のんびりして気持ちがいいね・・とサザエさんの冒頭でも紹介されている福禅寺対潮楼からの
景色を眺めていると・・何組かの団体の観光客がどっと訪れて緋毛氈の敷かれた広い座敷は
あっという間に満員になった(^_^;)
流石観光地やなぁ・・(゜o゜)と息子は驚いていたが・・・(笑)
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