リラ...

【2008年4月4日撮影:リラ(ライラック)】
昨年・・一昨年ととても花付きの悪かったリラが今年は沢山の花芽をつけている・・・
庭仕事の途中それを見つけ・・嬉しくて写真に収めてみる・・
リラとライラック・・・どちらの呼び名が一般的なのだろう・・・
語感としてはどちらも美しくて好きだ・・
ライラックの呼び名の方が軽やかな感じ・・?
結婚後直ぐ位だろうか・・・
渡辺淳一の「リラ冷えの街」という小説(単行本)」を読んで「リラ冷え」という言葉にとても惹かれた・・・
小説の内容としてはチョット衝撃的であったのだが・・「リラ冷え」という言葉に・・・
ブルーから淡い薄紫色の情景が背景にあって・・衝撃的な内容よりも「儚さと美しさ」のイメージが強い。。。
単行本の表紙がそんな色のトーンだったような記憶があるのでその所為もあるのかもしれない・・・
そして・・
私の中でリラという呼び名に「秘めたる美しさ」を感じるのはこの小説の影響があるのかも・・・。
桜の花の咲く季節を「花冷え」と称するが・・・この小説の背景となった札幌では初夏の訪れを告げるリラの咲く頃・・急に冷え込んだりする事があるのだろう・・・
「花冷え」にしても「リラ冷え」にしても・・季節感溢れる日本語はなんと美しいのだろう。。。
皆さんはこの花木を・・・普段なんと呼んでいるのだろう。。。
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